すでに書いた本を取り込む
Word、EPUB、PDF、Markdown、RTF、Kindle から本を取り込みます。Exaratio が章に分け、書式を残し、それぞれの章を整えます。 · 約 4 分で読めます
本をすでに別のソフトで書いている場合、手で写す必要はありません。Exaratio は本をまるごと取り込み、見出しごとに章に分け、太字や斜体をそのまま残します。Word と EPUB なら、画像も残ります。さらに、それぞれの章は整った状態で入るので、すぐに続きを書けます。
取り込みの手順
- 本を取り込みたい作品を開くか、新しい作品を作成します。
- 「ファイル」メニューで「取り込み」を選び、ファイルの形式を選びます。「Word 文書 (.docx)」「EPUB (.epub)」「PDF の本 (.pdf)」などがあります。
- ファイルを選びます。Exaratio は先にファイルを確認し、中身(見出しの数と段落の数)と、表、図形、数式など、そのままの形では入らないものがあるかどうかを知らせます。
- 「本のタイトル」を入力し、「章」の分け方を選びます。
- 「ファイルの見出しごとに一つの章」:ファイルの見出しごとに章が始まります。本なら通常はこちらです。
- 「すべてを一つの章に」:短編や単独の文章に向いています。
- 「取り込む」を押します。章が原稿に表示され、すぐに続きを書けます。
それぞれの章は整った状態で入ります
取り込むとき、Exaratio は言葉を一つも変えずに、それぞれの章を整えます。
- 章のタイトルがページの先頭になければ置きます。
- 章の中の見出しにそのスタイルを付け、「* * *」のような行をシーン区切りにします。
- ファイルのなかで文の途中で切れていた行を、つなぎ直します。
- 作品の言語(どの言語か)に合わせて文字組みを直します。スペース、会話のダッシュ、引用符、三点リーダーです。
- 見出しや区切りのすぐあとの最初の段落を除いて、本文を両端揃えにし、字下げを付けます。
あとで章を作ったり文章を貼り付けたりしたときも、「書式」メニューの「章を自動で整える」で同じように整えられます。
章の分け方
Exaratio はファイルの見出しを使います。
- Word では、見出しのスタイル(見出し 1、見出し 2…)の段落。それをもとにした独自のスタイルや、Word がアウトライン レベルを設定している段落も含みます。
- EPUB では、本の見出し。内部の複数のファイルに分かれていてもかまいません。
いちばん上のレベルの見出しで章が始まり、その次のレベルで章の中のシーンが始まります。
それぞれの見出しの文字が、そのまま章の名前になります。「7」のように数字だけの見出しは「第7章」になります。最初の見出しより前にある部分は前付けとして別に保存され、プロローグ、献辞、エピローグという名前のセクションは、それぞれその種類として認識されます。
ファイルに見出しがなくても、「第1章」「第2章」のような行があれば、Exaratio はそれを使います。どちらもない場合、本は一つの章として入り、あとから分けることができます。
残るもの
| 形式 | 章 | 太字と斜体 | 画像 |
|---|---|---|---|
| EPUB | はい | はい | はい(表紙も) |
| Word (.docx) | はい | はい | はい |
| Markdown | はい | はい | いいえ |
| はい(見出しがある場合) | はい | 表紙のみ | |
| RTF | 「第 N 章」の行で | いいえ | いいえ |
| Kindle (MOBI, AZW3) | 「第 N 章」の行で | いいえ | いいえ |
- リンク、引用、箇条書き、取り消し線と下線も残ります。
- Word からは、脚注と文末脚注も Exaratio の脚注として入ります。番号付きリストは番号とともに、変更履歴は承諾済みの状態で入ります。
- 表は、セルごとにテキストとして入ります。
- ページの変わり目で途切れていた段落は、一つにつなぎ直されます。
- PDF では、繰り返し出てくるヘッダーとページ番号が取り除かれます。
- EPUB の表紙は、作品にまだ表紙がなければ、作品の表紙になります。
登場人物や場所を見つけてくれますか?
Exaratio だけでは、見つけません。 本文は取り込みますが、登場人物、場所、物、組織のカードは作りません。カードを一度作れば、Exaratio はその名前と別名を本全体で認識します。あとから取り込む部分でも同じです。
AI アシスタントと一緒なら、見つけます。 アシスタントに本の取り込みを頼むと、Exaratio は本文に出てくる固有名詞、繰り返し出てくる表現、日付の一覧をアシスタントに渡します。それをもとに、アシスタントは同じ会話のなかで、登場人物、場所、物、組織を、別名や関係とともに作り、本文で認識されるかを確かめます。詳しくは AI アシスタントと一緒に本を取り込む で説明しています。
取り込めないもの
- コピー防止(DRM)のかかった本。ストアで購入した本の多くがこれにあたります。ファイルが保護されていることを Exaratio が知らせます。
- 8 MB を超えるファイル。PDF の場合は 96 MB を超えるもの。
- スキャンした PDF。各ページが画像になっているだけなので、まず文字認識(OCR)のソフトにかける必要があります。
- .doc、.odt、.txt 形式。先に Word (.docx) として保存し直してください。
- マクロや、ほかのソフトの埋め込みオブジェクトが入った Word。それらを外して保存し直してください。
ファイルを取り込めない場合は、Exaratio がその理由を伝えます。多くの場合、書いたときのソフトか Calibre でファイルを開き、EPUB か Word として保存し直せば取り込めます。
Exaratio 0.9 · 改訂 2 · 2026年10月17日